2016.07.08

【海外オーガニック事情】朝は鳥の鳴き声とカウベルの音が目覚まし♪ 南ドイツBIO HOTELマトリヒュースMattlihüs はいかが?

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今回のビオサスティナブル体験ツアーでは2件のビオホテルを視察することができました。
いずれも南ドイツ~オーストリア周辺のチロル地方に点在するホテルです。

このレポートでは南ドイツのオーバーヨッホにあるビオホテル「マトリヒュースMattlihüs」についてレポートします。

オーストリアに本部を置く「ビオホテル協会(Die BIO-HOTELS)」が、世界で唯一、厳しいBIO基準で審査・サポートし、認定を行っています。食べるもの、飲み物、コスメは100%ビオでなければならず、昨年からは、再生可能エネルギーを使用し、CO2排出量削減をはじめとする環境マネジメントも認定の要件に加わりました。
現在では世界中に92か所のビオホテルがあり、日本ではまだわずか2つのホテルがビオホテル認証を受けているにとどまります。

マトリヒュースMattlihüsのファシリティ

マトリフュース2

ホテルの全景がなかなか収めきれませんが、雰囲気はまさにチロルの山小屋を大きくしたイメージです。背景にはチロルのアルプスがみえます。

ヨーロッパのスキー場のロッジから始まった「マトリヒュースMattlihüs」は標高1200メートルのオーバーヨッホのスキー場の中腹にあるフラッグシップホテル。冬は特別の除雪キャタビラでお迎えに来てもらわないとホテルにはたどり着けません。

マトリフュース3

こちらは宿泊した室内です。全て硬質な自然建材とアルプスの女王と呼ばれている松「ツィルベンホルツ」を使用。釘は使っていません。環境問題にも取り組み、トイレの水は雨水を利用しています。寝具も家具も全てオーガニックコットンとFSC認証の木、寝ること自体がセラピーになっているように感じます。

マトリフュース4

部屋から見える光景はアルプスの山並みとヤギと羊の群れ。
こちらは北極に近い緯度のため、夏のこの時期は夜9時でやっと夕方くらい。夕食をいただいたあとに散歩してもまだまだ明るいのです。

空気は澄み切り、朝は鳥のさえずる声とカウベルの音で目覚めます。

 

ビオホテルで頂く至福のビオ・ディナー

楽しみにしていた、ホテルのディナー。
すべての素材はビオです。ワイン、パン、野菜はもちろん全て厳しいビオ基準を満たした美味しい素材を活かしたメニューです。日本でこれだけの材料を揃えるとなると至難の業ですが、南ドイツからオーストリア地方はビオ市場がおよそ20%ですから日本ほど大変ではないとのことでした。

マトリフュース8

メインの3品から選び、あとは前菜とスープをいただくというシステム。前菜の種類が豊富しかもすべてがビオですからついついお皿に食べきれないほどよそってしまっていました。

マトリフュース9

グルテンフリーでアルコールフリーのビールもごく当たり前のようにオーダーできます。

マトリフュース5

こちらはベジタリアンのメイン料理。ハーブをあしらったパプリカソースの野菜ラザニア。

マトリフュース6

こちらは鹿肉、ジャムのような甘いソースでいただきます。

マトリフュース7

お魚はタラを使ったいちごのソースにフェンネルをあしらっています。

 

朝食だってもちろんビオ尽くし!

マトリフュース10

朝食もホテルライフの楽しみのひとつ。

マトリフュース11
コーヒーやハーブティーも全てがビオなのはもちろんですが、果物の豊富さとヨーグルトやチーズなど発酵食品も種類も5種類以上、本当に迷って、結局食べ過ぎてしまいました。

 

ドイツのビオホテルは国民の意識の高さから・・・

ビオホテルのある場所をみていくと、比較的標高の高い場所が選ばれていることに気が付きます。マトリヒュースは1200メートル、食事のあと散歩にトレッキングにと近くにロープウェイもありますから楽しみ方は自由自在。
滞在するだけで、体のデトックスができる贅沢な空間です。
平均的な滞在日数は4~5日間とのこと。夏休みは必ず2週間とらなければならないと法律で決まっているため、もう予約はいっぱい、稼働率もかなり良いとのことでいた。

ドイツの人々のビオに対する取組の動機で特徴的なのは、昨年の新聞調査(TZ誌)によると1位が周辺のビオ農家さんを支援したい、2位が動物愛護をしたい、3位が地球の環境保護のため、とかなり博愛主義感を感じます。健康第一やファッションからビオに目覚める個人主義よりな日本人には耳が痛くなりますね。

人生の楽しみのひとつに世界中のビオホテルをめぐってみたくなりました。
皆さんもぜひ、機会がありましたらビオホテルに滞在することを目的としたステイプランを組んでみてはどうでしょうか?2年に一度視察ツアーを企画されているそうです。

マトリフュース12

民族衣装がとてもかわいらしいスタッフの女性と記念写真を撮りました。

マトリヒュースMattlihüs
http://www.mattlihues.de/
ビオホテル協会(Die BIO-HOTELS)
http://www.biohotels.info/
日本ビオホテル協会
http://biohotels.jp/

この記事を書いたORGANAキュレーター

青木淳子
青木淳子
・オルガナ代表
・(社)日本アンチエイジングフード協会常任理事
・青山エルクリニック事務長
長野県中条の裏山、畑、田んぼ付きの古民家「美園居」で週末里山暮らしを実践。美しき自給自足生活を目指す。
ブログ:青木淳子の信州スタイル~花園居(かぞおのきょ)の週末暮らし~
http://blog.kazoonokyo.com/
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