2016.07.11

【ハレノヒ食堂の食養レシピ】梅雨~初夏の不調を整える! 

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梅雨時はジメジメと湿度が高くなったり、気圧の変動などの関係で、からだの不調を訴える方が多くなる時期。
体だけでなく、自律神経にも影響し、心の健康まで害することもあります。
では、どのような原因が、こういった心身の不調を招くのでしょうか。

湿邪の時期に起こること

まず、雨や台風の日は低気圧になり、自律神経の副交感神経が優位になります。
すると、いい部分で言うと、血管が拡張され、肩こりなどの不調な部位の修復が促されます。
悪い部分で言うと、急激な血流の変化により体がついていけず、痛みや不調を起こすことで、頭痛や関節痛になりやすくなります。

また、東洋医学で言うと、湿気による邪気のことを『湿邪』といい、その湿邪が身体に様々な悪い影響を与えると言われています。具体的には、体内に水分が溜まり、汗もかきにくいので、うまく排出されず、気血の流れが悪くなる状態のことです。
水分を吸ったスポンジが重くなるように、体が重くなり関節が痛くなったり、体液が滞り、手足を動かすのさえ重だるくなる症状が現れます。
また、湿邪は、水分が下部へ流れるため、下半身が害されるとされ、むくみや消化器系の不調に現れやすく、食欲不振・下痢などを引き起こします。

湿邪の主な症状:全身の重だるさ、疲労感、眠気、胃もたれ・むかつき、食欲不振、腹部膨満感、下痢、関節痛、むくみ、無気力

そして、アーユルヴェーダでいうと、この梅雨時は、全てのドーシャ(体質)が乱れ、特にヴァータ(風の気質)とカパ(水の気質)が乱れるとされています。
雨で風が強い日は、ヴァータ、一日雨が降り続け湿気が多い日はカパ、雨の晴れ間が現れた場合は、ピッタ(火の気質)が強まります。アグニ(消化力)も弱まり、からだも冷えやすくなり、体調を崩すことになります。

では、このような症状はどのような方法で改善することができるのでしょうか?

この時期特有の症状を予防するおススメの食材は・・・

●この時期、湿気があるとはいえ、汗をかきにくくなり、むくみなどの原因に。利尿を助ける食材を摂取して、排泄を促すことが大切です。
<利尿を助ける食材>
野菜:ほうれん草、しそ、大根、にら、かぼちゃ、枝豆、そら豆、山芋、じゃがいも、さつまいも
果物:バナナ、プルーン
豆類:小豆、緑豆、納豆、きなこ
海産物:ひじき、のり

●血流が悪くなり、末端までいかなくなり「冷え」の原因となります。冷えは、全ての病気の原因になり得るので、この時期はとくに冷やさないように注意します。

<カラダを温める成分>
カプサイシン : 唐辛子、チリペッパー、カイエンペッパー
ショウガオール: 生姜
硫化アリル : ネギ、玉ねぎ、にんにく、ニラ、らっきょう
ビタミンE : かぼちゃ、さつまいも、アーモンド、ゴマ

●湿邪の影響から、消化力が落ちるため、冷たいものや甘い物、精製されているもの、添加物なはなるべく避け、消化のよい温かいものを摂るようにしましょう。

●代謝が落ちて滞留し梅雨太りになってしまうことも!体温を上げ代謝が上がるようなものをなるべく摂るようにします。

<代謝を上げる食材>
アボカド⇒脂肪を燃焼させるLカルニチン、脂肪や炭水化物の代謝を上げるオメガ3脂肪酸も含有。
ブロッコリー⇒カルシウムとビタミンCが豊富に含み、カルシウムは代謝を上げ、ビタミンCはカロリーの消費を燃焼効果。
豆腐・納豆などの豆類⇒高たんぱく食材を食べることで筋肉を増やし代謝を上げる。

ハーブティをプラスして・・・

ハーブティも抗酸化作用が強く、代謝を上げてくれるものもあるのでおすすめです。

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【梅雨におススメのハーブ】
●レモングラス:香りでスッキリとして元気回復効果あり。
●ローズマリー:代謝アップ、頭をスッキリしてくれる、香りで元気回復効果。
●エルダーフラワー&ジンジャー&ダンデリオン:血行をよくしてデトックスしてくれるブレンド
●エキナセア&マリーゴールド:リンパ液の流れを促し、むくみをとってくれるブレンド

また、朝食を抜くと代謝が上がらない原因に。朝食をきちんと食べて体を温め代謝を上げましょう。

湿邪の症状が出てしまったら・・・改善のためにおススメの食材

この時期に出やすい症状とその症状を改善するための食材です。
また、この時期は冷たいものや甘い物は避け、酸味や塩味がやや多い温かい消化のいいものを
腹八分で食べるように心がけましょう。

胃腸回復⇒長いも・かぼちゃ・さつまいも・なつめなど
利尿作用⇒小豆・ほうれん草・そら豆・ハト麦・とうもろこしなど

身体を温める⇒生姜・ねぎ・とうがらし・にんにく・にら・もち米など

熱をとる⇒冬瓜・ゴーヤ・トマト・きゅうり・大根・昆布

冷蔵庫にもある普通の食材を組み合わせることで、食養生できてしまいます。それでは、この時期におススメのレシピをご紹介します。

【食養生レシピ】●ゴーヤとハト麦の山芋グラタン●

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<材料>4~5人分
玉ねぎ   1/2個
生姜(みじん) 少々
にんにく(みじん) 少々
クミン(ホール) 小さじ1
しめじ   1/2株
塩こしょう  少々
山芋   10センチくらい
そら豆(茹でたもの)適量
ハト麦(炊いたもの)適量※
豆乳    150cc
味噌    大さじ1
醤油    小さじ1
昆布だし(顆粒)5g
塩    小さじ1/2
※ハト麦はお米と同じように研いだ後、お米同様の水加減で炊飯器で炊いてください。

<作り方>
1.山芋は皮をむきすりおろす。ゴーヤは幅5mmくらいにカットし、塩をもみこんでおく。

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2.フライパンにオリーブオイルを熱し、スライスした玉ねぎ・生姜・にんにく・クミンを炒め、香りがたってきたら、しめじ・ゴーヤ・ハト麦を入れ、よく混ぜ炒め、塩こしょうで調味する。
3.鍋に山芋のすりおろしと豆乳、味噌、昆布だし・醤油を入れて火にかけ混ぜる。塩で調味をし、よく混ぜたらグラタンソースの出来上がり。
4.器に、ソテーした②を敷き、グラタンソースを8分目くらいまで入れ、オーブンで、190℃、13分~15分焼く。

からだの健康=こころの健康

最後に、食生活がわたしたちの身体に及ぼす影響というのは、みなさんよくお分かりだと思いますが、食べ物に困ることのない日本人にとって、この欲望をコントロールするのは、本当に難しいことでしょう。
しかし、この食生活の乱れを整えることは、必ず報酬としてわたしたちの心と体に、健康をもたらしてくれるのです。
食生活を整えるという毎日の積み重ねが、人を自然な正しい欲求に戻す一番の近道ではないかと、考えられます。正しい肉体の欲求が感じられるようになれば、あとは少しずつそれを実行していけばよいだけで、体が自然に近づけば近づくほど、物事全てが自然な形で整えられていき、こころもからだも健康を保てるのです。
こころとからだの健康に興味を持ち続け、四季を通じて健康で元気に過ごせるようにしていきたいですね。

この記事を書いたORGANAキュレーター

きゃしー
きゃしー
アンチエイジングフードマイスター・アドバンス。
2010年より一日一組限定の「アンチエイジングべジレストラン「丘の上食堂」」を自宅でオープン。雑誌「BODY+」に料理レシピ掲載。
現在は、西八王子に引っ越し後、名称を「アンチエイジングべジキュイジーヌ ハレノヒ食堂」に変更し、地元の方はもちろんのこと、都内や遠方などからたくさんの方をお迎えしています。最近では、韓国国営放送・KBSからも取材を受けました。
月2回の料理教室も開催しながら、ライブイベントやコラボレーションのイベントなども不定期で行っています。
ブログ:アンチエイジング・ベジ料理クリエイター・きゃしーのハッピーヘルシーライフ♪@ハレノヒ食堂
http://ameblo.jp/cassygo/

 
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