2016.9.15 木曜日

シリーズ【女子の養生タビ】 宿から出ない旅もいい〜須賀川温泉「おとぎの宿 米屋」で食・湯・人に癒される


【ちょうど1年前、オルガナでご紹介したこちらのお宿・・・BIO HOTEL®認証を目指しているとお伝えしていましたが、見事、日本で二軒目のBIO HOTEL®認証の宿となりました。BIO HOTEL®となった「おとぎの宿 米屋」さん・・・どんなお宿に進化したのでしょうか。】
旅先ではあちこち出かけ回り、精神的にはリフレッシュしても体はぐったり、という人はけっこう多いのでは? そんな人でも、源泉かけ流しの温泉旅館「おとぎの宿 米屋」ではのんびりと過ごしたくなる…、いやいや勝手にとろけてしまうことうけあい。その秘密を少しだけご紹介しましょう。
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須賀川駅から送迎車で揺られること20分。豊かな田んぼの風景が広がり、住宅が並ぶ森の奥に米屋はあります。おいしいお米として知られる「稲田米」の産地であり、「米屋」の名前の由来もかつて米の流通を扱っていたからとか。そんな地域密着の宿も、今や「予約が取れない宿」として全国に知られる存在となりました。
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建物は、木をふんだんに用いた“和”を感じさせる現代建築。エントランスを入ると中庭が見渡せるロビーへと通され、冷茶と甘味、そして若いスタッフの笑顔に迎えられてほっと一息。チェックインを済ませると、早速お部屋へ。
03落ち着いた雰囲気のロビー
それぞれの部屋には「ももたろう」「月のあかり」などのおとぎ話や自然をテーマにした名前が付けられ、内装はもちろん、調度品や家具もそれぞれ異なるのだとか。全23室とも源泉掛け流しの内湯があり、琉球畳の肌触りもよく、一度荷物を置くとそのまま籠ってしまいたくなるほどの快適さ。
04様々なお部屋と内湯が楽しめる
さて、ご自慢のお湯をチェック。内湯は後のお楽しみとして、まずは源泉掛け流しの足湯から参りましょう。お湯にそっと足を浸すと、やわらかさにびっくり。飲泉も用意されており、体の内外から疲れが抜けていくのがわかります。
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館内には木工芸の小さな鳥や動物たちが配置され、ちょっとした灯りや表示にも遊び心が感じられます。欲しいところにタオルが用意されていたり、ハンドソープがBIO認証のものだったり、そんなさりげない心遣いもリピーターが多い理由なのでしょう。カフェでオーガニックの紅茶をいただくのもよし、マッサージやエステを受けるもよし。思い思いに過ごす休日がゆったりと過ぎていきます。
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そして、いよいよ“美肌の湯”との声も高い温泉へ。足湯でも感じたトロリとやわらかい泉質は単純泉。まるで濃厚な化粧水をまとうようで、お肌もすべすべに。広々とした大浴場もよいけれど、やはり気持ちがいいのは露天風呂でしょう。「花」をテーマにした外湯は、木々の緑や季節の花が目にもやさしく、いつまでも浸かっていたい気持ちになります。
そして、「女子ならば体験せねば」と固く心に決めてきたのが、「日本で唯一源泉100%を全身で浴びられるミストサウナ」。ほわあ〜っと、思わずため息がもれる気持ちよさ。温泉成分がまさに細胞1つ1つの奥まで届くようです。当分、パックはしなくてよさそう!
07緑に囲まれた露天風呂「花」
もう1つの露天風呂「月」の方は、「岩風呂」と「ヒバ風呂」。1日ごと男女入れ替え制なので、翌日は必ず入りたいもの。月の夜に入れば木の香りとあいまって、いっそう幻想的な雰囲気に浸れそうです。
08露天風呂「月」の「ヒバ風呂」。
そして、お楽しみの食事は、オリジナルメニューの「おとぎ会席」。食材は地元の野菜を中心に、ほぼすべてがオーガニック。かぼちゃの「玉手箱」にはじまり、タイやひらめのお造りには“海亀さんのわさび”が添えられるなど、スタッフが語る“浦島太郎”とともに、目にも美しい料理が次々と運ばれてきます。季節やコースによって様々なおとぎ話が用意されているので、「今回は何かしら」と楽しみにされる方も多いそう。
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土鍋の炊き込みご飯がまた滋味たっぷりで、デザートまでいただくと、もう隙間なく満ち足りた気分になりました。極上のお湯と食事に癒され、その夜の眠りが深かったのは言うまでもありません。
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そして朝。忘れずにもう片方の「月」のお湯を堪能し、朝食へ。あんなに前夜にしっかりいただいたのに、膨満感がないのはさすが。自然栽培米を発酵させた甘酒にオレンジを絞ると、俄然食欲がわいてきます。「ああ、健康って素晴らしい」と実感するひととき―。
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朝から甘酒っていいかも!? ちょっとずつ多種類が女子にはうれしい。
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野菜を中心にしたメニューは食材もさることながら、エキストラバージンのオリーブオイルの他、本醸造のもろみや海塩など調味料にも滋養があふれています。土鍋で炊いたご飯はしっかり粒が立ち、もう朝からおかわり必至です。
1泊2日、滞在時間20時間のショートトリップだったにも関わらず、気力は充実、ガチガチの肩こりも心なしか軽くなり、お肌はつるつる。パワーチャージ&デトックスの濃密な時間を過ごすことができました。高品質のお湯や自家農園の自然栽培野菜など、地場の宝を大切にしながら、新しいアイディアや気配りを取り入れて提供する。そこに人の手の温かさがあるからこそ、高品質のサービスが実現するのでしょう。
米屋のこだわりは常に進化を続け、2016年4月には、「BIO HOTEL®(ビオホテル)」*の認定を受けたとか。ますます人気が高まることは間違いなし。ぜひ、ご予約はお早めに!
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BIO HOTEL®(ビオホテル)とは?
オーストリアに本部を置く国際組織「ビオホテル協会」が認定。食べ物と飲み物は基本的に100%有機認証を受けたものを用いることが要件となっており、他にもコスメ(シャンプー・石けん・スキンケア用品)やタオル、ベットリネン類の洗濯、施設の建材や内装材も可能な限り自然素材の使用をめざすことが求められる。ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、フランス、スペイン、ギリシャを中心に7か国、約100軒(※2013年10月現在)が認定を受けており、日本では「八寿恵荘」(北安曇野郡:http://yasuesou.com/)に次いで「おとぎの宿 米屋」が2施設目。日本では(社)日本ビオホテル協会(http://biohotels.jp/)が活動を担う。
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おとぎの宿 米屋
福島県須賀川市岩渕字笠木168-2
TEL:0248-62-7200
http://e-yoneya.com/