2015.10.02

この時代だからこそ、知っておきたい親子の知恵

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この時代だからこそ、知っておきたい親子の知恵

火、あつかえますか?

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地球のくらしの絵本 火をあつかう知恵(農文協刊)2500円(税抜)

 

know2著者の四井真治さんは八ヶ岳南麓に住むパーマカルチャーデザイナー。

信州大学農学部森林科学科、農学部研究科修士課程にて緑化工学を学び、PICA山中湖ビレッジや愛知万博の「地球市民」ガーデンデザイン、長崎県五島列島の限界集落再生プロジェクト「五島田園ミュージアム」などに関わってきました。

『人が暮らすことでその場の自然環境・生態系がより豊かになる』独自のパーマカルチャーを提案しています。

 

 

火をあつかう知恵は、大昔の人類ならあたりまえに持っていた知恵なのでしょうが、

火はコンロのスイッチを押すとボッとつくもの、いや、いまやIH化で火を見たことのない子どもも多いのではないでしょうか。

火をあつかえるようになって、人類は調理、暖房、灯りはもちろん、鉄を熱して刃物などの道具を得ました。

そんな知恵は、一部の専門家以外に、現代に伝承されているわけもなく・・・

人類は火の知恵をこのままだと失ってしまうのではないか。

この本を読んでいるとそんな危惧さえ感じてきます。

 

本書では、そもそも火とは何か・・・からはじまり、たき火、薪ストーブ、かまどやアースオーブンの作り方、ロケットストーブや、みつばちの巣からつくるみつろうろうそく、炭火でつくるペーパーナイフの作り方まで紹介されています。

 

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絵本仕上げですが、子どものものにしとくのはもったいない大人の絵本。

四井家が人形になって、いろんな火周りの道具をつくっていきます。

お料理上手な奥様や、かわいい二人の息子さん、もちろんご本人も本当にそっくり。

know4四井家のかまどオーブン

本書内でつくっているかまどやロケットストーブなどすべて八ヶ岳の四井家で使用されているものです。

know5発酵して暖かい堆肥の上でくつろぐヤギのキューちゃん。

ヤギとウサギと猫とにわとりと・・・多様な木々、ハーブや野菜、果樹などまわりの自然と共存しながら、現代の生活を実践する四井家の雰囲気そのままが再現されているところも必見。

 

自然災害によって、当たり前だった現代の電化生活のもろさを感じる今こそ、自分でつくれる火の知恵を、この機会に見直し、事前に親子で実践しておくのもいいですね。

 

裏表紙裏には、ひそかにかまどオーブンでのピザの焼き方も・・・かまどピザが食べたくなることうけあいです!

 

肌寒くなってきたこの時期、この本でほっこりあったかくなってはいかが?

 

四井真治さん著の「地球のくらしの絵本」は全5巻。本書はシリーズ最初の出版となり、

  • 自然に学ぶくらしのデザイン
  • 土とつながる知恵
  • 水とめぐらす知恵
  • 火をあつかう知恵(本書)
  • 自然エネルギーをいかす技

と毎月続々と発刊される予定だそうです。次も楽しみですね。

 

 

ライター SACHIKO

この記事を書いたORGANAキュレーター

唐澤佐千子
唐澤佐千子オルガナ編集長
アンチエイジングフードマイスターリーダー。
雑誌・広告のスタイリスト・エディター〜公益法人理事を経て、オーガニックで丁寧な暮らしを提案するwebマガジンORGANA編集長。
高2DK、黒ラブ娘10歳、パートナーと二世帯暮らし。陶芸、ナンタケットバスケット、カルトナージュ、グルーデコなど手仕事大好き♪ヨット、ゴルフ、テニス、スキーはお付き合い程度な体育会系。
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