まるでプルーン!?黒にんにくパワーをご存知ですか?
にんにくといえば、やっぱり青森!黒にんにく作りも盛んです。
協同組合青森県黒にんにく協会(http://www.96229jp.com/)
近年、その健康効果で注目を集める「黒にんにく」。その真っ黒さにぎょっとする人もいるかもしれませんが、その色にこそ、生の10倍以上と言われるポリフェノールや、生にんにくには存在しないS-アリルシステインという水溶性含硫アミノ酸が含まれているのです。
ポリフェノールはもちろん、S-アリルシステインも強力な抗酸化作用を持ち、様々な生活習慣病の予防効果があります。また神経細胞の寿命を延ばすという特性があり、認知症予防効果も期待されています。さらに多種多様なアミノ酸が増えており、なかでも疲労回復に有効とされるアルギニンの含有量は生にんにくの3倍。こうした栄養効果は、平成18年3月22日弘前大学医学部保健学科の佐々木甚一教授による実験で広く知られ、その効果にスポットがあてられるようになりました。
※人為的にガンを発生させた10匹のマウスを2つのグループに分け、一方のグループに「黒にんにく」のエキス3mgを2日おきに3度投与。5匹中2匹のガン細胞が消失、残りの3匹もガン細胞が4割近くまで減少。もう片方のグループのマウスはガン細胞が2 倍近くまで増殖。
ただし、健康効果の高さとはうらはらに、これまで女性に避けられがちだったのが、“にんにくは匂いがある”というイメージ。しかし、熟成されることでにおいや刺激成分のアリシンが変化し、特有の匂いがなくなります。食べたているときも、まして食べ終わってからならほとんど感じることはないでしょう。むしろ苦そうに見えながら味わいはフルーティ。干しプルーンや干しぶどうのような風味で、ほとんどクセがありません。
そのため、近年ではパンやチョコレートなどにドライフルーツのように使われることもあります。そのままいただくよりもフルーティな風味が引き立ち、食べやすいかも。1日1〜2片が適量ですが、ついつい食べ過ぎてしまいそうです。
黒にんにくの他、ナッツと干いちじくを練り込み、ごまをまぶしたパン。
ほとんどプルーンのようで違和感なし!※注文商品
ベーカリー「Bimi」(長野県)
http://www.ja-town.com/shop/pages/3801/89-bimi.aspx
なんとトリュフチョコレートにも。パッケージもおしゃれです☆
ガーリッシュ・ガーリック(京都府)
http://girlishgarlic.com/chocolate/
季節によって、イチゴや抹茶味も登場しますが、健康効果を期待するなら、やはりポリフェノールたっぷりのブラックチョコレートとの相乗効果を狙いたいもの。
さらに「自分で作ってみたい!」というツワモノは、炊飯器を使って作ることもできます。ただし、2週間以上必要なので専用の炊飯器が必要、さらにスタートして約1週間はにんにくの匂いがするので屋外に雨を避けて置いておくスペースがあること、などが必須条件。ぜひ下記を参照の上、挑戦してみてください。
①キッチンペーパーなどでにんにくを包んで炊飯器に入れる。
*包むことで天地返しが不要になり、ふたを開けたときの匂いも軽減されます。
②保温スイッチを入れて10日から14日間放置。
※試食してにんにくの辛みが消えていたら取り出す。
③常温で1ヶ月以上放置すると熟成が進んで味が良くなる。
お写真はkenharuさんのブログより拝借しました(http://www.ne.jp/asahi/kenharu/2008/diyninnniku01.html)
オルガナ編集部