【発酵食で腸活!】あなたのアレルギーは腸壁の傷が原因かも?
アレルギーを防ぐ古き良き日本の食と発酵調味料
アレルギーの原因の大元(おおもと)は腸壁や粘膜が傷付くことにあること、ご存じですか?
粘膜というのは身体の外部と内部をつなぐ場所には必ずあります。そういう意味では、口から肛門までの管の表面は全て粘膜なのですが、その中でも特にアレルギーと関連しているのは小腸の腸壁(絨毛・じゅうもう)の粘膜です。
人間が食物を食べると、口の中で唾液・胃の中で胃液・十二指腸で胆汁を出しそれぞれの酵素が細かく食品を吸収しやすい最小分子にして行きます。そして、小腸では炭水化物・タンパク質・脂肪、それぞれが最小分子に分解されたものを吸収するのです。
しかしながら、アレルギーを発症してしまう人の小腸の腸壁は正常ではなく傷付いた腸壁になっています。
腸壁を傷付ける原因は 塩素を多く含む水道水・繊維質の多い固い生野菜・食品の保存料や添加物、農薬などの化学薬品・抗生物質などの医薬品・グルテンの多い小麦・トランス脂肪酸・放射能など様々な原因があります。
戦前戦後の日本にはアレルギーは殆ど見られませんでしたが、今、多くの人々が何らかのアレルギーを持っているのは、上の8つのものを口にする機会が増えたことが大きく関わっています。
戦前戦後の日本人は、井戸水を飲み・漬物を食べ・化学薬品のない生活・主食は米、農薬や化学肥料は高かったので基本が無農薬野菜という生活をしていて、腸壁を傷つける要因はありませんでした。今の80代の方々が今の20代の若者よりも、何だかお元気に見えてしまうのは、身体の基礎が作られる幼少期時に腸を傷つける原因に晒されることが無かったからではないでしょうか?
今の時代のように意識して選択しなくても、腸にとって良い選択肢しか無かったのです。家族4人でひとつの卵にお醤油を掛け、4つのご飯に掛けて分け合って食べたとしても、その卵は抗生物質を打たれ、ホルモン剤を打たれた親鳥が生んだ卵ではなく、お醤油も化学薬品を混ぜ合わせたお醤油風味の醤油ではなく、きちんと醸造熟成を経て造られたお醤油であり、お米も無農薬・健康な人や健康な鶏の排泄物で造られた堆肥(たいひ)で育ったものしかなかったのです。(薬にまみれた動物の排泄物では微生物が上手く発酵熟成させることが出来ないため、良い堆肥は造れません。)
食料や物資は確かに乏しい時代でしたが、物の溢れる現代とは比較にならない豊かさがありました。今はそんな生活をする方が難しく、アレルギーを生みやすい時代に生きていることを私たちは心得ておかなければなりません。
ここでは特に、食品アレルギー・アトピー性皮膚炎についてお話させていただきますが、十二指腸で細かくされた食べ物は小腸に送られます。このとき小腸の絨毛(じゅうもう)に傷があると、身体の70%の免疫力があると言われる小腸であっても、傷付き選別エラーを引き起こしてしまう腸壁では、身体を作るために必要なもの不必要なものの選択は出来ず、十分に分解されていないタンパク質までもが血中に入り込み、そのタンパク質が抗原となりアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
しかしながら、麹菌をスターターとして作られる味噌・醤油は発酵熟成してゆく過程でメイラード反応を起こしメラノイジンを作ります。加熱することなくゆっくりとした発酵熟成により作られたメラノイジンは発ガン物質のアクリルアミドを含まず、腸にとって重要な絨毛の代謝と修復を早めてくれる上、腸の中の常在菌のエサとなり腸内細菌の活動を活発にするので、腸内環境を改善するために有効に働きます。また、味噌・醤油には腸内細菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維(微生物の細胞壁や原料に由来するもの)を多く含むため、さらに腸内環境の改善に役立ちます。
腸内環境が整い絨毛が正常になることで、アレルギーの元となるタンパク質や化学物質・放射能までも身体に取り込まない腸壁を作ることができるのです。
ただし、一般的に安価で大量に市販されている味噌・醤油は、化学薬品の混ざりものが多く、せっかく身体に良いと思って摂取しているものが、実は添加物の塊(かたまり)だったりします。特に納豆やお弁当に付いている調味料は何気なく使用してしまいがちですが、添加物をさらに上掛けするようなことにならないように表示成分をよく見て使用しましょう。
腸壁を健全に保つことがアレルギー体質から脱却するための一番の近道となります。
日本古来の伝統的な調味料によって日本人の健康を保つことが出来るなら~それはどんな最新の化学薬品よりもすばらしいことだと思います。ご自宅で添加物の含まれない味噌・醤油を育て、積極的に発酵食品を食卓に取り入れ、ご家族のアレルギー疾患に是非役立ててください。
【味噌・甘酒など発酵食品をつかった腸活レシピ】
鶏もも肉の味噌焼き
冷めても肉が柔らかく美味しいのでお弁当のおかずにもOKです。
【材料】
鶏もも肉300g…1枚
味噌…大さじ1
甘酒orみりん…大さじ1 ※甘みの少ない甘酒の場合はみりんで調整してください。
ねぎ…大さじ1/2
しょうが…大さじ1/2
【作り方】
① 調味料と薬味を混ぜ合わせ、鶏もも肉を一晩漬け込む。
② グリルorフライパンで焦がさないように弱火で焼く
【アンチエイジングフード ジュニアマイスター 1dayレッスン】が始まります!
『渋谷 花巻レッスン』では、アンチエイジングフードの基礎知識をはじめ、日本の発酵調味料で放射能や添加物に負けない免疫力のある美しい身体をつくる花巻ゆみオリジナル講座も。日本の伝統、麹菌のPower100%で腸活するランチ・レシピ付き。レッスンを修了された方は「アンチエイジングフードジュニアマイスター」のデイプロマを取得することができます。
講師:花巻ゆみ
日程:2016年11月10日(木)・12月10日(土)・2017年1月14日(土)・2月9日(木)・3月11日(土)・4月15日(土)
定員:各回6名様限定
時間:10:00~16:00
会場:千代田線・小田急線 代々木上原駅 徒歩10分
お申込みはこちらから・・・https://aafjrmasters.thebase.in/items/4224078