2017.9.22 金曜日

オイルで変わるあなたのカラダ~その1

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最近、大注目のオイル。
特にオメガ3や9。最近ではオメガ7などいろいろなカラダに良いオイルが出てきていますが、はてさてどれをどうやって取り入れればよいやら・・・そんな迷いはありませんか?
オルガナではオイルの基本から取り入れ方、悩み別オイルの取り入れ方まで、シリーズでお伝えします。
まずは、オイルの基本と取り入れ方から。

オイルが必要な理由〜オイルはエネルギー代謝担当!

細胞はすべてオイルでできていることをご存じですか?私たちのカラダは約60~100兆個もの細胞で作られていますが、毎日約15兆個の細胞が死に、新しい細胞ができています。この一つ一つの細胞は「細胞膜」というリン脂質とよばれる複合脂質成分によってつくられています。このリン脂質の間を埋めているのがコレステロール。脳、目、心臓。血管、ホルモン、皮膚と付属器官などすべてが様々なオイルで構成されているのです。
カラダの中でオイルは「エネルギー代謝」と「バリア機能」を担当しています。
オイルを食用で経口摂取すると体内でエネルギーに代謝され、消化器で脂肪酸に分解。脂肪酸は血液に乗って全身の細胞に運ばれ、エネルギーとして消費されています。
また、スキンケアとして経皮摂取されたオイルは、お肌が元々もっている自分の皮脂や常在菌だけでは補いきれない外的ストレスからお肌を守り、うるおいの元である水分が過度に蒸発することを防ぐバリアとなり、お肌を健やかに保ちます。

オイルは植物の生命力のかたまり〜脂質を構成する3つの要素

オイルはエッセンシャルオイルが有名なように、植物の持つ生命力がつまったエッセンス。古代から尊いものとされ、宗教的儀式や地位の象徴として価値あるものとされてきました。
近代では、効率を重視した高温圧搾法や溶剤抽出法が廉価なオイルに多く使われていますが、酸化や添加物などがあり本当に安全なオイルとはいえません。昔ながらの伝統的な「低温圧搾法」が最も信頼が高いことはいうまでもありません。
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オイルを構成しているのは「脂肪酸」「脂溶性ビタミン」「ファイトケミカル」の三つです。
一つの脂質には様々な「脂肪酸」が含まれており、その組成によって脂質の性質が決まります。簡単に言えば、常温で固まる脂の「飽和脂肪酸」、常温で固まらない液体脂の「不飽和脂肪酸」の二つに分かれます。オメガ3・6・9は不飽和脂肪酸の仲間です。しかし例えば、アマニオイルは一般的にはオメガ3の油で有名ですが、実はオメガ3系のαリノレン酸が50%、オメガ9系のオレイン酸が14%、オメガ6系のリノール酸が15%、その他の脂肪酸が21%という割合で構成されています。つまり、もっとも多い脂肪酸が属するカテゴリーによって私たちは区別をしているのです。
脂肪酸は、主にカラダの様々な器官の働きを促進し、病気の予防や緩和ができる栄養素を含みながらカラダの巡りをよくする働きを担っています。
「脂溶性ビタミン」とはビタミンA、D 、E、Kの4種類。ビタミンはエネルギー代謝を行う酵素の働きをサポートしています。これらは体内で組成することができないので、食物から摂取する必要があります。しかし、過剰に摂取すると尿として排泄される水溶性ビタミンとは反対に、脂溶性ビタミンは脂肪組織や肝臓に貯蔵され、取りすぎると過剰症をおこすので注意が必要ですが、カラダの中のあらゆる生理機能に働きかけるため、美と健康には必須のものです。
動くことができない植物が過酷な環境から自分を守るために得た防御システムともいうべき化学物質が「ファイトケミカル」。植物の「色」「香り」「苦み(あく)」にふくまれる成分です。約1万種類以上存在するといわれています。ファイトケミカルは活性酸素を防御・除去する抗酸化力をもつことから、アンチエイジングには欠かせない栄養素です。
オイルを選ぶ時、主にオメガ3や9など脂肪酸のカテゴライズで選びがちですが、オイルによって、脂溶性ビタミンやファイトケミカルの種類は異なっています。それぞれに様々な効能をもった成分があるので、ご自分の体調にあわせたファイトケミカルを多く含有したオイルを選ぶこともおすすめです。

オイルの選び方・使い方~「熱・空気・光」がポイント

オイルを選ぶ際に気を付けたいこと。オイルは「熱・空気・光」にとても弱いということ。遮光性のあるガラスかステンレス製の、オイルが劣化しない素材で密封されているものを選ぶことが大切です。販売場所も、高温の場所ではなく、熱に弱いオメガ3系オイルはきちんと冷蔵庫などで保管されているお店が確実です。
また一度開封したオイルは、その瞬間から酸化が始まっています。高温に弱いオイルは冷蔵庫で保管し、1か月以内には使いきるようにしましょう。一か月で使いきるために、あまり大きなボトルではなく小さいものを選ぶのもポイント。
植物オイルは加熱して高温になると、あの悪名高き「トランス脂肪酸」を発生させます。どんなによい素材のオイルでも、使い方を間違えれば意味がありません。植物オイルは加熱が可能なものでも、100℃以下の中温加熱で調理をしましょう。高品質なものであればあるほど、加熱をせず、そのままフレッシュな状態で「調味料」としてお料理にかけるなどで味わうのがベターです。
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1日に必要なオイルの量は 体重(㎏)÷2=1日のオイル摂取量(g)と言われています。
大さじ1が12gなので、おおよそ1日1~2杯が平均的な量といえます。
ただし、日常的に食べているものにもオイルは含まれています。
そしてそのほとんどが一般的な日本人ならばオメガ6系が中心の脂質ばかりなのです。
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現代人はオメガ6をとりすぎている

オメガ6系のリノール酸は、人間の体内で作ることができない必須脂肪酸であり、血中の中性脂肪を下げる効果もあるのですが、現代の日本人は、外食、昼食、スナック菓子などを多く食べるので、摂取過剰状態。
アレルギーや生活習慣病、下痢や便秘、糖尿病、喘息、心筋梗塞、認知症はすべてカラダの中の炎症が原因と言われています。(本来、炎症はカラダの正常な反応であり、カラダの免疫システムや治療プロセスが正常に作動しているということでもあるのですが)一過性の急性炎症はよいのですが、問題は慢性炎症。これらを知らずに放置しておくと上記のような疾患に発展するので要注意です。
このやっかいな炎症を促す油がサラダ油などのオメガ6系。反対に炎症を抑える作用をしてくれるのがオメガ3系の油なのです。
それを考えると、積極的に取り入れたいのはオメガ3のオイル。現代の日本人のオメガ6:オメガ3のバランスの実態は5:1と言われています。本来、2:1が理想的なバランスと言われていますので、どのくらいオメガ3が足りないかがわかりますね。
そこで、おすすめなのはスイッチ法。
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オメガ6系脂質の菜種油やサラダ油などを使った揚げ物が食べた日は、1食はオメガ3系脂質のアマニオイルやえごまオイル、サチャインチオイルなどをドレッシングにしたサラダにするなどで、脂質をバランスし、置き換えていく方法です。まずは自分の食生活の中で、どの油が一番多い油なのか、トランス脂肪酸、動物性油脂、オメガ6系の油を取りすぎていないか、観察してみましょう。
そして、なるべく意識してオメガ3や9系のオイルをスプーン1杯、サラダや味噌汁やスープにプラスまたはスイッチしてみましょう。
オイルを試したいけど、いろいろなオイルを買いそろえるのはちょっと・・・という方には、まずはこのオメガオイルがおすすめ♪1本で3本分美味しいオイルです。
オリバード オーガニック ナチュラルオメガオイル
更年期症状やPMS、生活習慣病を予防するアマニオイル
脂肪の吸収をおさえたい方や眼病予防するアボガドオイル
抗酸化作用、血液を浄化し、腸内環境も整えるオリーブオイル
これら3種類のオイルの効能を1本で叶えるウエルネスオイル。
特にオメガ3と9の組み合わせは腸内環境のためにとても効果的といわれています。
omegaoil
250ml 2300円(税別)
コールドプレスのオーガニックのオメガ9系オイルのエキストラバージンアボガドオイルとエキストラバージンオリーブオイル、オメガ3系オイルのアマニオイルをベストバランスでブレンドし、風味良く仕上げたブレンドオイル。アボガド、オリーブオイルに含まれるオメガ6の脂質もバランスよく入っています。オメガオイルを小さじ2杯で、1日に必要な脂肪酸すべてが摂取可能。トランス脂肪酸・コレステロールはもちろん0。魚由来が多いオメガ3オイルを気にするビーガンやベジタリアンの方も安心して使えます。加熱に弱いオメガ3が入っているので、非加熱のドレッシングやスムージーやお料理にプラス、バター替わりにパンに塗るなどがおすすめです。
●お買い求めは・・・
ヤカベ オンラインショップ
http://yakabe-shop.jp/SHOP/5554.html
次回は、気になる症状別のおすすめオイルをご紹介します♪