免疫力が必要な今だからこそ 簡単発酵調味料を作りましょう！
そもそもですが、発酵食品とは何か、ご存じでしょうか。
発酵食品とは、食材に含まれる微生物などが糖やたんぱく質を分解する働きを利用した加工食品のこと。冷蔵庫のない時代、日本でも世界でも、食品を保存するために用いられてきました。
近年、注目があつまっているのは、この発酵食品に、腸内環境を整えたり、免疫力アップにも繋がったり、カラダに嬉しい効果がわかってきたから。
身近なところでは、味噌、醤油、甘酒、日本酒、本みりん、黒酢、酢、ヨーグルト、チーズ、サワークリーム、もちろん納豆やテンペ、豆鼓が発酵食品です。
もちろんこれらは、フレーバーを添加していたり、加熱処理がされたものは発酵の微生物は死滅してしまっているため、発酵食品の恩恵をうけたいのであれば、非加熱の、きちんと熟成期間を経た「本物」を選ばねばなりません。
難しそうですが、最近では自然食品店やお高いスーパーでも、本物志向が強まっているせいか、手軽に手に入れられるようになってきました。
発酵食品をとらなくちゃ！と構えなくても、家にある調味料を本物に置き換えるだけで、毎日発酵生活はできてしまいます。
もっと簡単に身近な調味料を麹で手作りしてみよう！
味噌や醤油やみりんは毎日使うものですが、現代の日本食はもっと変化していて、おそらく現代日本食の定番調味料は、ケチャップではないでしょうか？そしてカレー味。
これは手作り無理でしょ？と思ったあなた。
実は簡単に麹と身近な食材でできてしまうんです。
ご自身も小さなお子さんを子育て中の神楽坂発酵美人堂の清水紫織さんの考案した、ちょっと手間だけの手作り発酵調味料を教わってきました。
まずは発酵ケチャップ
ケチャップはお子さんのいる方はもちろん、様々な料理に使われているもはや日本の調味料の定番。これもトマトピューレに麹をくわえるだけで簡単に作れてしまいます。
トマトピューレを麹、醤（または味噌）、塩、酢、醤油を加え、60度で発酵させるだけ！これがうまみ成分を増幅し、あの砂糖たっぷりの普通のケチャップをはるかに凌駕したケチャップになってしまうから、不思議です。麹の粒が気になる方はハンドミキサーなどでなめらかにすれば、生きた麹が醸し続けるヘルシーケチャップの出来上がりです！
そして発酵カレールー
カレーはもはや日本食。カレーなしの生活なんて、考えられなくないですか？
普通にカレーはもちろん、カレー炒め、カレー味のスープ、カレーの下味をつけた肉や魚と、展開は無限大。これを麹パワーでさらに旨味をアップしてしまおうというのが、この発酵カレーです。
これもなんとスパイス（クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモン）と麹と塩と塩を混ぜるだけ。塩麹などと同様に１週間常温で、１日１回まぜてできあがり。
冷蔵庫で保存して半年持ちます。（冷凍も可能）
これがあれば、カレーはもちろん、ドライカレーや季節のお野菜の炒め物、ちょっとしたディップにまで展開は無限大！カレーパウダーを単体で使うより、滋味深い麹の甘みの加わったカレールーなのです。
すごいのがもう一つ、玉ねぎ醤
清水紫織さんのInstagram@hakko_bijinでこのところよくでてきて気になっていたのがこの玉ねぎ醤。なんだかとても美味しそうで、アレンジが効いて。玉ねぎって実は毎日かならず使いませんか？旨味の元にもなるし、血液をさらさらにするアリシンたっぷり。
こちらも玉ねぎをすりおろすかフードプロセッサーですりおろし、ひしお糀と塩と混ぜるだけ。１日一回まぜて約７日したら食べ始められます。
なんと簡単なんでしょう！！！
そして、玉ねぎ醤はコンソメやあめ色たまねぎのような作用をしてくれるので、そのままお湯にといてスープにして溶き卵をといて簡単卵スープにしたり、お酢とオイルをくわえて簡単玉ねぎドレッシングにも。さらにお肉ならなんでも麹パワーで柔らかく、旨味アップをしてくれるので漬け込みにも重宝します。あっという間になくなってしまいますね！
もっと簡単に、もっと手軽につくれる発酵を・・・
これまでも発酵ケチャップなどの自家製発酵調味料のお教室も行ってきた神楽坂発酵美人堂。さらに工程をシンプルに、材料の数を突き詰めて、お家でも簡単にリピート作成できるように考えぬかれたのが今回の簡単発酵調味料たち。
このコロナ禍で、お教室にこなくても動画を見ながら自宅で作れるように、そして麹の力がたっぷりはいった本物の発酵調味料で免疫力をあげられるようにと、清水紫織さんの願いがしっかりとはいったキットたち。
発酵美人堂のECサイトで販売されていますので、つくってみたいという方はぜひ、最初の一歩はこちらのキットからはじめてみてください！
あまりの簡単さに、自宅でリピート必須です！
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