秋はアウトドアで野点・・・茶を楽しむ贅沢な時間の始まりです
お茶をたしなむ方ならよくご存じの野点(のだて)の茶道具。
それなりに高価なお茶碗とコンパクトに収まったお茶のお道具は、茶道とは無縁でもちょっとほしくなってしまう一品だと思いませんか?
「野点」は野掛け(のがけ)と言われ、古くは戦国時代の大名たちが野遊びや狩りを楽しむなかで、茶会を楽しんだことがはじまりといわれています。
季節の移ろいを感じる野山で、作法にとらわれず自由に楽しめるのが特長です。
わずらわしいことは考えず、野山の自然に身をまかせ、お抹茶の芳醇な香りと味を楽しむ・・・生死が身近だった戦国大名たちはそんなひと時に、「生」を感じ、心を和ませてきたのでしょう。
時代は変わり、お茶は茶道のお稽古やお茶室での茶事など特定のシーンに楽しむものと思っていませんか?
お茶はもっと気軽に楽しむことが可能です。
仕事が忙しくてちょっとほっとしたいとき、一服のお茶を茶筅で 点てて濃茶をいただく・・・。
とっておきの和菓子を買い求め、濃茶といただく静かな時間を持つ・・・。
そんなライフスタイルは素敵です。
私のおススメは茶道に通じた友人に家にきてもらい、即席茶席でお茶をたててもらうこと!それはそれは贅沢な時間がすごせますよ!
そして、今日おススメなのは、キャンプやトレッキング、愛犬と公園で散歩・・・そんな時でも楽しめるように、野点のセットが進化しました。
なんと新潟市三条市で良質なアウトドア製品を産み出すことで有名なあの「スノーピーク」さんと、メイドインジャパンの本物志向溢れる商品展開で大和女子の心を鷲つかみの「中川政七商店」さんのコラボで生まれたのがこのSnow Peak×中川政七商店 「野点セット」。
Snow Peak×中川政七商店 「野点セット」
価格:20,000円(税抜) ※限定 合計120セット
<セット内容>
①抹茶茶椀/チタン
茶陶の名器「黒楽茶碗」に見立てたチタン製の茶碗です。二重構造のため保温性が高いため、野外でも冷めにくく、おいしくお茶をいただくことができます。
②御茶巾/麻100%
奈良は古くは「奈良晒(ならさらし)」という麻織物の一大産地で、白く美しい茶巾の産地でもありました。千利休はかつて「茶巾は白く新しいものがよい」と語り、茶巾さえあれば茶事ができるというほど大切にしたといわれています。中川政七商店の原点ともいえる茶巾は、本麻、手織りの素材で、端かがりは一つひとつ手縫いで仕上げています。
③茶筅 ④折り畳み式茶杓/竹 ⑤棗(なつめ)/楓
天然の木材を使用し、コンパクトなサイズに仕立てた特別仕様のものを用意しました。
茶巾とともに、茶碗の中にぴったりと収めることができます。
⑥仕覆/麻100%(本体)、絹(紐)
茶を点てる道具一式を収める袋です。色、模様、素材のバリエーションが豊富な仕覆は、その裂地の取り合わせに、持ち主の個性が端的に現れるとも言われています。
また、特別バージョンとして、中川政七商店が主催する工芸の祭典「大日本市博覧会」の第四回「新潟博覧会」に向けて、越後国(現在の新潟県)の武将、上杉謙信にちなんだ名物裂の仕覆のセット(写真、23,000円 限定20セット)も販売されるそう。
以下の販路での限定120個の発売ですので、欲しい!と心震えた方はお忘れなく!
- 9月28日(水)から 中川政七商店全店、公式オンラインショップにて販売開始
- 10月6日(木) SnowPeak 直営店にて販売開始
残暑の中にも、秋の風を感じるこの頃。
この秋は、野点セットをもって、キャンプや紅葉狩りで野点なんてとてもおしゃれですね。
できたら無農薬のお抹茶を手に入れて、オーガニックな野点を楽しんでみてはいかがでしょう?