2015.8.5 水曜日

アリス・ウォータースの新刊!エディブル・スクールヤード―学校を食べちゃおう!


アリス・ウォータースの新刊!エディブル・スクールヤード―学校を食べちゃおう!
アリス1
 オーガニックレストランの草分け、アリス・ウォータース。
彼女は1944年4月28日ニュージャージー州チャタムの生まれ。ロンドンのインターナショナル・モンテッソーリ・スクールで学ぶ前に、カリフォルニア大学バークレイ校でフランス文化を専攻し、1967年に卒業した。日替わりのメニューを供する予約の取れないレストラン「シェ・パニース・レストラン」を1971年にオープン。娘のファニーが1983年に生まれ、子育てをしながら、地産地消、しかもオーガニックにこだわった料理を出すことを貫き、その活動は地域をも変えていきました。アリスが提唱する”食事を大切にして、人生を豊かに暮らす”という考え方は多くのアメリカ人の食習慣や食べ物に対する考えを変えただけでなく、世界に広がり、「おいしい革命」と呼ばれています。
アリス2
http://alicewaters.jp/
1996年、レストランの25周年のお祝いの席で、シェ・パニース基金を創設。この本にも取り上げられている、バークレイのマーチン・ルーサー・キング・ジュニア中学校はこの基金の最初の該当校。
当時荒れていたこの学校に、学校内に食べられるオーガニック農園をつくり、生徒達に育てさせ、料理させ、自分たちも地域の大人にも食べてもらう。この活動でこの学校の生徒達は劇的に変化をとげ、「エディブルスクールヤード」の活動は一躍世界に広まることになりました。
 
日本でもオーガニックレストランの先駆け、渋谷の「デイライトキッチン」のオーナー塚本サイコさんが「エディブルスクールヤード ジャパン」を設立し、共同代表である堀口博子さんが多摩市立愛和小学校で初のエディブルスクールヤードを実践。その活動は、注目を集めています。
 
本書はそのエディブルスクールヤードを実践する教科書的な一冊。そのノウハウを日本でも広げていきたいですね♪